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須磨海浜公園

企画 施工 指定管理運営
公園・広場
兵庫県神戸市
2023年9月(全面開業は2024年6月)
Client:須磨海浜公園パークマネジメント組織

歴史ある松林を保全しながら再整備
自然を生かした公園の管理運営も担当

「須磨水族館(愛称:スマスイ)」の建て直しを機に、「須磨海浜公園」一体を再整備したプロジェクト。当社は “歴史ある松林の保存”と“園地部分の再整備”を担当。また、工事完成後も、公園の窓口である「パークコンシェルジュ棟」を拠点として、公園全体の安全管理、植栽の維持管理はもちろん、公園の自然を生かしたワークショップの開催、レンタルスペースの管理など、地域に開かれた公園を管理・運営している。

「日本の白砂青松100選」に選ばれるほどの松林。この美しい景観を守っていく
公園内には、小さなお子様も楽しめる遊具も多数設置
松林の景観を守るために様々な造園技術を駆使した
計画上支障となる松は、現地で掘り取って京都・亀岡の山中で一時保管、その後公園に植え戻している
再整備を機に誕生した「パークコンシェルジュ棟」
棟ではレンタルスペースの貸し出しやワークショップの受付なども行っている
公園のみどり(松ぼっくり)を活用したワークショップも定期で開催
  • 施工・工事
    歴史ある松林を次世代へ受け継いでいく
    新たな公園を整備するにあたって一番注力したのは、“この美しい松林を次世代のために、どうやって残していくか”ということ。水族館は面積がかなり拡大したことに加え、新しいホテルが建設されることもあり、レイアウトが大きく変わり、多くの松を移植する必要があった。当社のベテランの職人がその造園技術を駆使したうえ、工事のタイミング上、すぐに移動できない松は、京都・亀岡の山中の畑で一時保管。保管中は環境変化による衰弱がないか、害虫や病害などがないかつぶさに観察し、適度な剪定や施肥も行うことによって、無事に公園に帰還させることができた。
  • 指定管理運営業務
    みどりを通じた地域交流・活性化の拠点に
    工事完了後も園内に新たに設置した「パークコンシェルジュ棟」を拠点に、松林や園地の管理、来園者への対応を実施。また、棟内には市民の方々が使うことができるホールスペースもあり、松ぼっくりなどの自然資材を利用してのワークショップなども定期的に開催。自然やみどりを通じて公園に親しみをもっていただき、地域交流・活性化の拠点となることを目指している。