インタビュー04 柳川 浩大

スポーツ施設本部
甲子園施設部 主任
Kouta Yanagawa

履正社医療スポーツ専門学校
(現・履正社国際医療スポーツ専門学校)
2016年入社
Interview
04
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入社を決めた理由

小さい頃から甲子園球場の整備の仕事に就くことが夢でした。縁があって学生の時に、高校野球期間、整備のアルバイトで初めて甲子園球場に足を踏み入れて、お客様の歓声を聞いた時の感動は今も忘れられません。また、アルバイトだったにも関わらず、先輩社員の方々にとても可愛がっていただき、人間関係の良い会社だと感じて入社を決めました。

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現在の仕事内容

甲子園球場と鳴尾浜球場で行われる、プロ野球、高校野球、その他イベント等の対応をしています。主な作業はグラウンド(土部分)整備と芝生の管理です。「プロ野球がない時は何をしていますか?」と良く聞かれるのですが、芝生も生き物。人間と同様に水や栄養を与えてあげないと成長に影響を及ぼします。土の部分も日々の整備を怠ると、雨天後のグラウンドコンディションに影響し、試合開始時間の後ろ倒しや、最悪の場合中止になりかねません。日々のメンテナンスはとても大切です。

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仕事のやりがいや魅力

毎日のようにプロ野球選手と顔を合わせている中で、「いいグラウンドをつくってくれてありがとう」と言ってもらえること、スタンドから「園芸さん、ありがとう」といろんな方から感謝の言葉をいただけることですね。また、土砂降りの雨が止んでから、短時間で試合ができるまでにグラウンドを回復できたときの達成感は大きく、やりがいを感じます。

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仕事上大切にしていること

確認作業です。当たり前の作業を当たり前におこなっていると慣れが生じ、小さいミスから大事故につながる可能性があります。入社当時はミスが多いことを怒られることが多く、ある上司から「どんなことでも必ず確認作業をしなさい」と言われました。全員で一つひとつ確認することでミスが減り、無駄な作業の削減や良い環境づくりにつながると思います。

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これからの夢や目標

歴代のグラウンドキーパーが築き上げてきた伝統と技術を継承しながらも、最新技術なども取り入れていきたいですね。後世にもこれらを引き継いで、10年50年先までこの甲子園球場を維持していくことが目標です。

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就職活動中の方へのメッセージ

自分がやりたいと思ったことを仕事にしてほしいです。
小さな頃からの夢でも、大人になるにつれて生まれた夢でも構いません。
やりたい事が仕事にできたら、それは天職だと思います。その夢に向かってぜひチャレンジしてください。諦めたらそこで終わりです。

Time Schedule
08:30 出社
グラウンド整備、芝刈り、芝生灌水
12:00 昼休憩
13:00 試合前練習の準備、機械のメンテナンス
(芝生目土入れ、グラウンド散水、ライン引き、
整備車両のメンテナンス)
17:00 プレイボール
(3・5・7回のグラウンド整備)
21:00 試合終了
(グラウンド整備、芝生灌水)
22:00 退社

※プロ野球開催時